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拝啓 森岡賢様 2

MELLの2ndアルバムは、思いのほか早くリリースされた。

一点の曇りもない、ストレートな愛をテーマにしたアルバムのタイトルは「MIRAGE」13曲中3曲の作曲・編曲が彼の手によるもので、私は始めて彼の手がけた音楽と出会うことになった。


『Princess bloom』

それは海。満ちては引き、引いては満つ。穏やかで心地よく、柔らかく優しい潮風が髪をなびかせるメロディ。

MELLの、どここまでも美しく暖かく麗しい歌声は、世界の全てを観て来た様な大きな眼差しを持っていて、私に語りかける。

私には見える。浜辺が見える。彼の作ったメロディがそうさせる。終わりが見えないほど長く、薄い月色の浜辺。波は穏やかで、鳥の声も人の声もしない、静かな、静かな海。空は、元々こうだったんじゃないかと思うほど大きな雲に覆われ、鈍色の広場がどこまでも続いている。

見た事も聞いた事もない景色が心の中に広がってゆく。彼と彼女の創った世界に包まれた瞬間だった。心の中に海が産まれた瞬間だった。こんなに美しい海を、私は他に知らない。


さて、あなたには一体どんな景色が見えただろうか。

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拝啓 森岡賢様 1

私が初めて森岡賢と遭遇したのは、あるライブDVDだった。

そこには、奇抜なステップで踊り、妖艶な美声で叫び、激流なスナップで叩き、時に繊細な指使いで奏でる彼の姿があった。そのDVDは

『MELL FIRST LIVE TOUR 2008 SCOPE』


シンセサイザーとパーカッションの奏者としてツアーに参加していた彼は、その後、MELLの5thシングル「RIDEBACK」のMVや、I'vの10thアニバーサリーライブ、MELLのアメリカでのライブ、そして、私が彼の姿を始めて肉眼で見ることになる、MELLのワンマンライブで、その芸術的で異次元的なサウンドとパフォーマンスを披露していた。


そのDVDに映っていた彼は、私が最も敬愛するシンガーMELLの神秘性や崇高性を損なうことなく、しかし、それに臆することも呑まれることもなく、彼の音楽家としてパフォーマンスを最大限に発揮しながら、このライブの『主神』であるMELLの音楽性、芸術性、宗教性と、これ以上ないぐらい混ざり合い、溶け合い、ステージを更なる高みへと変化させていた。

「なんなんだこのクネクネしてる人」

私は既に彼に心を奪われていた。

彼の名前は森岡賢。私が敬愛した音楽家の一人だった。


MELLの1stアルバム『SCOPE』の10曲目に収録されている「The first finale in me」は、彼女の音楽史を語る上で、避けて通ることは出来ないナンバーであるが、そのDVDでも、アンコール前の最後の曲として歌っている。

語りかけるような歌詞と、寂しげで儚いピアノの音色が特徴的な本曲を、私は、彼女の楽曲の中では三本の指に入るほど寵愛し続けいてる。DVDでは、このピアノを弾いているのが彼だった。

ツアーDVDを観た回数より、CD音源で聴いた回数の方が圧倒的に多いのにも関わらず、この曲を胸で奏でたとき、心の中で反響するのは、いつも彼が弾いたピアノの音色だった。それほど、彼の音色は私の胸に深く、深く、刻まれている。


その後の、アンコールで歌われた「Egen」での彼の指使いは、鬼気迫るものがあり、ライブのサウンドがCD音源を超える瞬間をまざまざと魅せ付けられ、決して忘れることのできない景色を奏でていた。彼はアーティスト。ステージを彩る芸術家だった。


そして、なんと言っても「kicks!」のイントロでの彼の煽りを観た私は、次は絶対にモニターの向こう側で彼らのパフォーマンスを受け止めたい、一緒にステージを創りたいと思わせてくれた。全身全霊でパフォーマンスをするエンターテイナーに会いたいと思わせてくれた。

17歳の春。


実際に彼を会うことになる、1年半前のことだった。

プロフィール

dark side of the moon

Author:dark side of the moon

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