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ズートピア観た感想1

周りのオタクが大絶賛してたので、観て来ました。結論から言うと、そうでもなかった(オイ)。


この映画のターゲットは、たぶんかなり低めなんだろうなってのが、全体を観ての雑感です。というのも、作品の世界観として、ベースに動物同士の確執がありながら、物語の主軸は「諦めないでいこう、どんな事があったとしても」っていう、槇原敬之ばりの『前向きさ』であり、あとは、友達を信じるとか、長所を生かすとか、助け合うとかの、普遍的で王道的なもだと感じました。というのも、アナ雪が、実は色んなマイノリティに向けたメッセージ性の強い作品だったので、それと比較すると、かなり分かりやすくて、ストレートなテーマだったなと思ったわけです。いや、まあアナ雪はまだ見てないんですけど(オイ)。


オタクに薦められた点としては、『バディーものとして優秀』ってことでした。イジメとか差別を倒す勧善懲悪で精神的なものより、ウサギとキツネの友達以上恋人未満の、まさにバディー、相棒と呼ぶに相応しい姿がそこにある。その絆が深まるいきさつと、絆そのものの美しさですよね。これは、確かにあったなと思いました。というか、テーマ自体が全世代向けなので、むしろそこに注目したほうが、楽しみ方といては合ってるんだと思います。

ほいで、それの何が気に入らなかったかと言うと(マテ)、その過程が、割と一本調子のように感じられたわけです。「兎狐の仲、もとい、犬猿の仲だった二人、いや2匹が、物語が進むにつれて、お互い助け合うことによって、絆が深まる。しかし、2人の心は引き裂かれて離れ離れになるも、すぐに仲直りして、もう一度二人三脚で走り出す」っていうのは、割と教科書どおりの展開なんですけど、この「喧嘩したのに割とあっさり仲直り」したのが、あっさり過ぎて、こっちの心が置いてかれちゃった感が結構ありました。

まあ正直尺的にもあんまりここに時間は割けないだろうし、もっと別に描きたいことがあったからだってのは、十分理解した上でです。にしてもご都合主義じゃないのか?って気がしてなりませんでした。仲たがいしてウサギが実家に帰るところは、起承転結でいう転の1つなので、欠かせないパートなんですが、むしろ、実家に帰らせるためにケンカさせたんじゃないかっていう(マテ)。とか言いながら、ウサギが夢を諦めて死んだ魚の眼で実家の屋台を手伝ってる姿は、結構くるものがあった(笑)。いや、実際ああいう経験をしたわけではありませんが、本当にやりたいことを諦めて、仕方なく別のことをする姿は、あまりにも悲劇的だなと、思わず感情移入したシーンでした。

確かにバディーモノとしては成立してるし、清らかで清々しく、なんの淀みも無いので、万人受けしそうだなと思いました。親友と一緒に見に行くのはオススメですね。ただ、私は歪んだ人間なので、もっとこう、心の綺麗な部分に直接墨汁ぶっかけるようなえぐい喧嘩が見たかったし、それを乗り越えることで産まれるカタルシスを得たかった。あと、冒頭でウサギがキツネに一発キメられたのに(いかんせん表現が汚い)それがトラウマになってないのも、ちょっとつまらなかった。キツネとの壮絶な決闘!蘇る幼き日のトラウマ!2人を引き裂く陰謀!みたいのが欲しかった(セックスアンドザシティでも見てろ)。


特別面白いなと思ったのは、細かい動物の描写や仕草とか、各動物にあわせた社会(街)のありかたが、独創的かつ芸術的に描かれてたところでした。特にウサギが初めてズートピアに上京してくるシーンで、ウサギと全く同じ視点で見る『ズートピア』という街の面白さは、筆舌に尽くし難かったです。ハムスターの輸送方法とか、カバの脱水とか、キリン専用のジラフスルー的なものとか、ネズミ専用の街などなど、遊び心やバリアフリー的思考の詰まった、魅力溢れるガジェットと街作りには、心が躍らされました。

それから、動物たちが、野生時代から遺伝子レベルで植え付けられている習性が、面白おかしく描かれてるのも、非常に良かったです。ハムスターの行列とか、オオカミの遠吠えとか、ナマケモノの描き方そのものとか、たぶん他にも、事細かにそれぞれの動物にあった、まさにキャラクター性を散りばめているんだなと思って、非常に感心するとともに、正直めちゃくちゃ面白かったです。私は、意外と動物好きというか、生態とか習性を調べるのは好きなので、もしも、さかなクンの動物バージョンみたいな人が見たら、面白すぎて鼻爆発すると思いますよ(個人の見解です)。


観る前は、勝手に差別とかをテーマにしてるのかなー?と思っていました。ゾウのアイスクリーム屋での、「キツネには売らない」ってのは、アメリカの黒人差別を彷彿とさせたので、待ってましたとばかりに、ちょっと顔が引きつりました(笑顔)。ただ、これ以上その辺があまり重々しく描かれておらず、ちょっともったいない気もしましたが、冒頭でも書いたとおり、メインターゲットが低めなので、やれてこのぐらいなのかなという妥協点でもあったように思えました。


本作の背景には、肉食動物による、草食動物への虐げが存在していました。それに対して、「肉食ってるから何なんだ、草食っててもいいじゃない、反芻するもの」って具合に、草食たちの怒りが事件を引き起こしていたわけですが、「草食だから」という理由で虐げてきた肉食を、件の会見以降は「肉食だから」という理由で迫害していった姿は、中々に社会的皮肉に富んいたように感じました。そして、真実や正確さ公平さよりも、「危なそうかどうか」「不誠実そうかどうか」という恣意的な判断で肉食動物を追いやるメディアや社会の有様は、今日の日本の過激で扇動的な手段で、個人を攻撃し迫害する姿を見ているようでした。個人的には、この辺の、人間社会を投影して作られた動物社会を見ることで得られる、客観的な人間社会の有様、いわば、擬人化ならぬ擬社会化が非常に面白かったです。


余談はこの辺にしといて、お待ちかねの芝居の話に行きたいところだけど集中力が持たないので次回へ。
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僕の考えた最強の紹介文


わずか14歳で声優としてのキャリアのスタートをした木戸衣吹。初ヒロイン役として抜擢されたアニメ「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」では、その大胆で規格外な演技は、共演者の茅原実里にラジオで絶賛されるほどだった。翌年の主演作「帰宅部活動記録」では、打って変わってギャグアニメのツッコミ役に挑戦。ボケ4人に対して、ツッコミ1人という、ボケのカロリーが常に高い作品であったが、果敢にも一人でツッコミ続ける姿は、一部で「夏希か人志か」と囁かれるほど(筆者調べ)の、高密度で正確無比なものだった。更に翌年の「お姉ちゃんが来た」では、腹黒ヒロイン。去年の「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」では、無機質無感情の天才プログラマー。そして今年の「とんかつDJアゲ太郎」では、スレンダーでクールなDJと、その役幅は留まる事を知らない。画面の中の彼女は常に色彩豊かで変幻自在なのである。


ジャスト400文字。自分の才能が怖い。
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