スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ズートピア観た感想1

周りのオタクが大絶賛してたので、観て来ました。結論から言うと、そうでもなかった(オイ)。


この映画のターゲットは、たぶんかなり低めなんだろうなってのが、全体を観ての雑感です。というのも、作品の世界観として、ベースに動物同士の確執がありながら、物語の主軸は「諦めないでいこう、どんな事があったとしても」っていう、槇原敬之ばりの『前向きさ』であり、あとは、友達を信じるとか、長所を生かすとか、助け合うとかの、普遍的で王道的なもだと感じました。というのも、アナ雪が、実は色んなマイノリティに向けたメッセージ性の強い作品だったので、それと比較すると、かなり分かりやすくて、ストレートなテーマだったなと思ったわけです。いや、まあアナ雪はまだ見てないんですけど(オイ)。


オタクに薦められた点としては、『バディーものとして優秀』ってことでした。イジメとか差別を倒す勧善懲悪で精神的なものより、ウサギとキツネの友達以上恋人未満の、まさにバディー、相棒と呼ぶに相応しい姿がそこにある。その絆が深まるいきさつと、絆そのものの美しさですよね。これは、確かにあったなと思いました。というか、テーマ自体が全世代向けなので、むしろそこに注目したほうが、楽しみ方といては合ってるんだと思います。

ほいで、それの何が気に入らなかったかと言うと(マテ)、その過程が、割と一本調子のように感じられたわけです。「兎狐の仲、もとい、犬猿の仲だった二人、いや2匹が、物語が進むにつれて、お互い助け合うことによって、絆が深まる。しかし、2人の心は引き裂かれて離れ離れになるも、すぐに仲直りして、もう一度二人三脚で走り出す」っていうのは、割と教科書どおりの展開なんですけど、この「喧嘩したのに割とあっさり仲直り」したのが、あっさり過ぎて、こっちの心が置いてかれちゃった感が結構ありました。

まあ正直尺的にもあんまりここに時間は割けないだろうし、もっと別に描きたいことがあったからだってのは、十分理解した上でです。にしてもご都合主義じゃないのか?って気がしてなりませんでした。仲たがいしてウサギが実家に帰るところは、起承転結でいう転の1つなので、欠かせないパートなんですが、むしろ、実家に帰らせるためにケンカさせたんじゃないかっていう(マテ)。とか言いながら、ウサギが夢を諦めて死んだ魚の眼で実家の屋台を手伝ってる姿は、結構くるものがあった(笑)。いや、実際ああいう経験をしたわけではありませんが、本当にやりたいことを諦めて、仕方なく別のことをする姿は、あまりにも悲劇的だなと、思わず感情移入したシーンでした。

確かにバディーモノとしては成立してるし、清らかで清々しく、なんの淀みも無いので、万人受けしそうだなと思いました。親友と一緒に見に行くのはオススメですね。ただ、私は歪んだ人間なので、もっとこう、心の綺麗な部分に直接墨汁ぶっかけるようなえぐい喧嘩が見たかったし、それを乗り越えることで産まれるカタルシスを得たかった。あと、冒頭でウサギがキツネに一発キメられたのに(いかんせん表現が汚い)それがトラウマになってないのも、ちょっとつまらなかった。キツネとの壮絶な決闘!蘇る幼き日のトラウマ!2人を引き裂く陰謀!みたいのが欲しかった(セックスアンドザシティでも見てろ)。


特別面白いなと思ったのは、細かい動物の描写や仕草とか、各動物にあわせた社会(街)のありかたが、独創的かつ芸術的に描かれてたところでした。特にウサギが初めてズートピアに上京してくるシーンで、ウサギと全く同じ視点で見る『ズートピア』という街の面白さは、筆舌に尽くし難かったです。ハムスターの輸送方法とか、カバの脱水とか、キリン専用のジラフスルー的なものとか、ネズミ専用の街などなど、遊び心やバリアフリー的思考の詰まった、魅力溢れるガジェットと街作りには、心が躍らされました。

それから、動物たちが、野生時代から遺伝子レベルで植え付けられている習性が、面白おかしく描かれてるのも、非常に良かったです。ハムスターの行列とか、オオカミの遠吠えとか、ナマケモノの描き方そのものとか、たぶん他にも、事細かにそれぞれの動物にあった、まさにキャラクター性を散りばめているんだなと思って、非常に感心するとともに、正直めちゃくちゃ面白かったです。私は、意外と動物好きというか、生態とか習性を調べるのは好きなので、もしも、さかなクンの動物バージョンみたいな人が見たら、面白すぎて鼻爆発すると思いますよ(個人の見解です)。


観る前は、勝手に差別とかをテーマにしてるのかなー?と思っていました。ゾウのアイスクリーム屋での、「キツネには売らない」ってのは、アメリカの黒人差別を彷彿とさせたので、待ってましたとばかりに、ちょっと顔が引きつりました(笑顔)。ただ、これ以上その辺があまり重々しく描かれておらず、ちょっともったいない気もしましたが、冒頭でも書いたとおり、メインターゲットが低めなので、やれてこのぐらいなのかなという妥協点でもあったように思えました。


本作の背景には、肉食動物による、草食動物への虐げが存在していました。それに対して、「肉食ってるから何なんだ、草食っててもいいじゃない、反芻するもの」って具合に、草食たちの怒りが事件を引き起こしていたわけですが、「草食だから」という理由で虐げてきた肉食を、件の会見以降は「肉食だから」という理由で迫害していった姿は、中々に社会的皮肉に富んいたように感じました。そして、真実や正確さ公平さよりも、「危なそうかどうか」「不誠実そうかどうか」という恣意的な判断で肉食動物を追いやるメディアや社会の有様は、今日の日本の過激で扇動的な手段で、個人を攻撃し迫害する姿を見ているようでした。個人的には、この辺の、人間社会を投影して作られた動物社会を見ることで得られる、客観的な人間社会の有様、いわば、擬人化ならぬ擬社会化が非常に面白かったです。


余談はこの辺にしといて、お待ちかねの芝居の話に行きたいところだけど集中力が持たないので次回へ。

コメントの投稿

非公開コメント

あれま。元気では無いんですね。それは残念であります。

そうですねぇ。ボクがこの(というか前身の)ブログにたどり着いた時の検索ワードは、伊藤かな恵さんの「メタメリズム」でしたよ。いまググると発売は2010年の11月26日。ボクがアニメを見始めたのが5月末に心臓の手術で入院したのがきっかけでしたから、ホントに右も左もわからない状態でここにたどり着きました。

今振り返るとスゴいですね。2010年春の『化物語』でブレークした花澤さんが、花澤無双を始めた年、あるいは日笠さんが『世紀末オカルト学園』で初主演。こやまさんとか生天目さんとかが結構太文字で出ていた頃。川澄さんや中原さんはちょいちょい主役をかっさらっていた頃です。時代ですねぇ。

あと師匠が『変ゼミ』で怒っていた頃でもありますね。女性声優の栄枯衰盛はホントに諸行無常な感じではありますが、まあそういう旬の移り変わりと、それに抗いつつ時の流れには最終的には勝てない人の業を見るモノだと教わったのがここです。

色々と大変なんだろうなぁと思います。状況はそう簡単に変えられないのですが、気の持ちようは割となんとかなります。ボクが自分に常に言い聞かせているのは「できることしか出来ない」だから「できることをちゃんとやれば、それを他人にどう言われても、それ以上やりようがないもんね」。苦しく生きても楽しく生きても同じ1年です。是非とも明るく楽しい時間をお過ごし下さい。

Re: タイトルなし

>>非公開コメント

ドーモドーモ。元気ではないですーw

正直、今年は、まともにアニメ何も見てないので、何も書けないですよ。劇ガルパンと君の名観たぐらいで、今期と前期は、一切観てませんw

たまたまアベマTVでドリフターズの3話見れたぐらいで、何も観てないんですよぉ。あ、あとサンシャインの1話だけ観ました。

暇ではあるので、Huluでカイジを全部観ました。そしたら、ハマって、アニメの続きの話を漫画喫茶行って見てます。早く3期やって欲しい。


今ちょっと、病気というか、しんどいので、アニメというか、声優とは向き合えないというか、もうなんか頭の中も心の中も凝り固まってるので、療養中って感じですね。


あっ、日高さんのハイキャリアがその2つなのは、凄いわかりますw

曲がりなりにも、もう6年ぐらい経ったんですかね?移り変わり早すぎて、そろそろ揺り戻しがくる時期なんじゃないかなって思ってます。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
プロフィール

dark side of the moon

Author:dark side of the moon

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。